Mistuya Watanabe NEW Offcial website

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2015年7月23日木曜日

NEWS

新しい展示の情報を二件更新しました。
詳細はofficial web site

2015年7月11日土曜日

活字の模写

作品制作で意外と腰が重い作業は、絵につく文章のフォントを手描きすることです。
この作業は文章をただの絵の説明にするのではなく、作品の一部に落とし込む大事な作業です。
でも日頃に見慣れた活字を模写することは、なかなかハードルが高い作業のように思えます。活字という見慣れたものの故、観る方は皆さん目が肥えていらっしゃる。見慣れないものをリアルに描くより、見慣れたものをリアルに描く方が難しい。
今回は日本での展示なので文章を日本語で描いてみました。
作品は8月のbunkamuraの「幻獣神話展Ⅱ」で初お披露目します。

2015年7月8日水曜日

無原罪のマリア

曽祖母から受け継ぎ、実家にやってきたイタリア製の無原罪のマリア像。
昔から祭壇に入っていたのを見ては大理石の艶かしい質感に魅了されていました。
実家にやって来たものの飾る場所がなく、押入れにしまってある。
バチ当たりですが、押入れから出してはオブジェに使いたいなと密かに思っておりました。勿論現物をオブジェに使うと一族から袋叩きにあいそうなので、手だけを抜き取って型取りし、石膏で鋳造してやろうかと画策していました。石膏の扱いにまだ慣れておらず、何度も失敗した結果がこれです。
なんだかホドロフスキーのホーリーマウンテンのワンシーンのごとくなってしまいましたが、やっとコツを掴んだので、次は失敗しないはず。
なお祖父母には秘密ですので、親戚の方々はここで見たものは、忘れて下さい。

2015年7月5日日曜日

下描き

最近の下描きを一つ。
下描きを見せるのは、腹の内を晒すようでもあり、裸で外を歩くようでもあり、恥ずかしいのですが、たまには良いでしょう。
いつも下描きはどこまで細部を描くか、悩むところです。適当に描き過ぎれば、清書の時に立体的なつじつまが合わなくなり、失敗してしまいます。
顔に関して言えば、それは顕著に出て、何度失敗して清書の紙を毛羽立たせたことか。
かといい描き過ぎると清書する時のモチベーションが下がります。つまり下描きで満足してしまうわけです。

2015年7月4日土曜日

立方軍

一つの身体に一つの意識があることが、いかに贅沢なことか、これから私たちは思い知ることだろう。
エマニュエル・ジェインズ

立方軍

身体の障害以外での尊厳死の対策として、政府が行っている身体の再利用化によって生み出された憲兵達。
審査は精神科などの受診と検査により決定される。
遺族には、若干の労働賃金が月ごとに支給される。
問題点としては、貧困層にこの立方軍への入隊志願者多く、兄弟の多い家庭では顕著である。
また厳密な審査の結果、入隊者は決められるが、その数は年々増えており、遺族への労働賃金の支給が財政を圧迫しつつある。